
物流倉庫で必ずと言ってもいいほど使われているネステナー。
このネステナーには、大きく分けて正ネステナーと逆ネステナーの二つの種類があるのをご存じでしょうか。
同じネステナーという名前なのに何が違うの?そう疑問に感じる人へ、正ネステナーと逆ネステナー、それぞれの特徴や違いをご紹介します。
正ネステナーとは?
正ネステナーの特徴を一言で表すなら、荷物が置ける棚が下にあるネステナーです。
通常、ネステナーには荷物が置ける棚の部分が上下のどちらかに設置されています。
この内、荷物が置ける部分が下にあるもの、これが正ネステナーと言われています。
この正ネステナーのメリットは、移動や積み重ねが簡単なこと。
荷物が床に直置きではない為、保管場所を変えたくなったらフォークリフトで気軽に移動・積み重ねができレイアウトの変更も簡単です。
荷物をネステナーに置いたままトラックに載せる事も可能なので、利便性がとても高いんですね。
逆ネステナーとは?
逆ネステナーとは名前の通り、正ネステナーとは逆の特徴を持ちます。
つまり、荷物が置ける棚が上にあるネステナーという事ですね。
この逆ネステナーのメリットは、1台で2台分の荷物が置けること。
床にパレットを置き、その上に逆ネステナーを被せれば、パレットの部分と棚の部分、この二つに荷物を保管できます。
逆ネステナーを重ねて設置することもできるので、少ない台数で多くの荷物の保管が可能になるのがメリットですね。
ただ、荷物が床に直置きになる為、気軽に移動できないというデメリットも抱えています。
正ネステナーと逆ネステナーはどっちがいいの?
上記を見るとわかる通り、正ネステナーと逆ネステナーは全く違うメリットを抱えています。
ただ、基本的には、
- レイアウトを頻繁に変更したいなら正ネステナー
- 効率的に荷物を保管したいなら逆ネステナー
を選ぶのがオススメですね。
ネステナーをいくつ積み重ねるか、倉庫の大きさ、ネステナーのサイズや耐荷重など、他にも選ぶ基準はいくつかあります。
今は中古品も出回っているし、レンタルも可能なので、自分が何を重視するかをよく考えて、導入するネステナーを選びましょう!